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何だかわからない忙しさは続く。 今週は月曜日から金曜日までが北海道市場でのセリ。 月曜日と木曜日は参加できなかったが、それ以外は札幌での調教を終えてから片道2時間ちょっとの道のりを車で移動して向かう。最近は高速も日高の途中まで延びたので少しは楽になったが、それでも連日の移動は段々辛くなるものだ。 最大で2頭購入の依頼を受けていた中で5日間のうちの3日をセリ場で過ごしたが、一頭も買えない時なんてざら。 予算、血統、馬体といった希望に全て叶う馬なんてそういるものではなく、最終日に一頭購入できたのはラッキーだった。 実はセリ2日目に購入していた馬がいたのだが、市場でキャンセル対象となる疾患が見つかり購入を諦めキャンセルする事に。 間に入ってもらっていた人達のお陰で疾患が見つかった事はラッキーだったが、一度購入して希望を抱いた馬を疾患で諦めなければならなくなるのは、当該馬の事を考えても残念。 今は最終日に購入した仔が変わりに頑張ってくれる事を期待するしかない。 木曜日は札幌で調教終了後に千歳から羽田へ。 最近掛かっている腰や背中に効くお医者さんがいる東京を経由して美浦へ帰り、溜まった事務と在厩馬のチェック。 投票日という事もありバタバタしてしまって、便利が良い夕方の成田便に乗り遅れてしまい再び羽田へ行く破目となる。 その羽田へ向かう途中から豪雨。 雷も凄くなって高速道路の走行は最悪。とうとう着いたころには羽田空港は、ほぼ閉鎖状態になっていた。 かなり遅れて飛行機は飛んでくれたものの札幌の調教師寮に着いたのは日付が変わってから。 調教助手の頃は毎晩のように遊びに出て日付が変わって寝る事はしょっちゅうも、調教師になってからはほとんど無し。もともと飲めないので出かけられないこと自体はストレスにならないが、どうせ夜遅く帰るなら雷や飛行機が原因ではなく、遊びの方が気分が良い。 翌日がセリ最終日だったので朝の調教終了後に仮眠を取った程度で向かったが、ほとんど睡眠時間が無かったのでセリの時は張っていた気も、帰りの自動車では大緩みで限界。 さすがに危険を感じて高速のパーキングで爆睡を決めた。 仮眠のつもりで寝たはずが起きた時には既に3時間が経過。 寮に帰ってから直ぐにまた爆睡を決めたが、こういう時は翌朝が何故かシャキッとするもの。 そんな状態で競馬開催日を迎えたので人間の方は間違いなく万全だ。 23日(土) ◎新潟3R ウインライトアップ 芝2200m 池田鉄平 久々も新潟競馬を照準に牧場で調整を続けてきた。 帰厩後も順調で、以前に比べて落ち着きもあり、調教の付加もかけられるようになっている。 あとは美浦での調教のままのテンションを輸送後の新潟でも維持できるか。 少しでも良い状態をと輸送を少し早めて木曜日に新潟へ。 ジョッキーは中間の調教にも乗ってくれている池田J。 追い切りの感触も悪くなかったようで『乗りやすい馬ですね。馬体も良化しているようですし積極的な競馬をして見ます』と好感触。 テンションが高いわりに皆が認める競馬に行っての乗り易さ。 今回は積極策での好走を期待している。 ◎新潟3R メイシーズパレード 芝2200m 蛯名正義 前走後は新潟に残って現地調整。 初戦のダートで砂を被って気を遣い、前走の芝でも思ったほどのレースができなかったので、今回は少なからずレース選択に迷いがあった。 調教で走るダートのフットワークも決して悪いわけではなく、芝の前走も何かを気にしている走りで力を出せていない。 結局は再度芝で、今回からはブリンカー装着での変わり身を選んだ。 調教で装着したブリンカーは効果が見られる。 出走を予定していたこのレースが想定の段階で除外対象。 やむなく日曜の芝1800m出走も視野に投票日を迎えたが、幸い芝2200mに出走枠ができた。 急遽探した鞍上も蛯名Jを確保。 デビュー前から息使いやフットワーク等、良い面がありながら順調さを欠いてしまい力を出し切れていない。 体調不良からか完治していなかった皮膚病も薬を変えて完治。 まだ皮膚病の名残はあるものの毛艶も良化の兆しで、体調アップは間違い無し。 外枠がどうでるか、初ブリンカーがレースで生かせるか、注目点が多数ある中で力さえ出し切れれば好走は可能なはずだ。 ◎札幌4R アイファーラムオー 芝1200m ☆的場勇人 札幌競馬場入厩可能となった7月から早々に現地調整を開始。 入厩当初は子供っぽさ丸出しで調教中はずっと嘶きっぱなし。 そんなラムオーも調整を重ねる毎に少しずつ落ち着いてきた。 しかし発走試験合格後から続けて行っている追い切りの動きはいまひとつ。 何と言うか、まだ真剣さに欠けている。 馬体は柔軟性があるのだが、その良い面全体を、まだ目一杯使えていないというか使おうとしていない。 中間の追い切りもそうだが、今週芝で行った最終追い切りも直線で内にヨレたりフラフラ。 目一杯追われたわりには息はケロッとしていて『あー真剣に走っていないんだな…』という感じ。 しかしダートの追い切りで70秒を切れなかったラムオーが、今週は芝で目一杯に追われてフラフラしながらも66秒台を出せたのは良いこと。 真剣でないせいか、ちょっと力み易い首が張る以外はソエも出ないし不安は無し。 初出走の今回は『まじめに走って来いよ!』という気持ちで送り出す。 24日(日) ◎新潟4R スペシャルウェーブ D1800m ☆田中博康 初出走だった前走はスタートで後手。 入厩当初にもキャンターの下ろしがけでそんな素振りがあったので今回もその辺に注意。 調教の動きに大きな変化はないが走りそのものは変わらずしっかりしている。 前走を見ても脚捌きが軽いという感じではないので今回はダートに挑戦。 追い切り翌日の木曜日には新潟に移動して、土曜日は新潟の馬場で軽めの調教をしてフットワークを確認。 砂を被っての心配はあるが気持ちのほうはフレッシュなので前向きな気持ちで頑張ってきてほしい。 ◎札幌4R フリソ 芝1800m ☆的場勇人 牧場での育成当初はワガママな面も見せていたが、調教が進んでからは手が掛からなくて、データーを取ると『心臓も強そう』と優等生の評価を受けていた。 実際に走らせて見ると若馬らしいガツンと来るタイプではなくフワッとした走り。 力まない走りで『行け』と指示した分はしっかりと走る。 札幌競馬場入厩後も順調で、発走試験合格後の追い切りでは同じ2歳馬を楽々とした走りで子供扱いしていた。 今週は芝コースで『走りそうな2歳』を探して併走追い切り。 その併走相手が想像以上に走ったので最後の直線では遅れたが、フリソ自身も自慢できる時計を掲示した。 『ダートのほうが良いかな…?』と迷いがあった私に『両方で速いところに乗りましたが、もしかしたらダートかな?という気はしますね』と的場J。 というわけで前評判が高い馬もいたが、真っ向勝負と土曜のダートに投票。 気合を入れての出馬投票が裏目に出たのか、そのダート競馬が除外となった。 除外になったら何でも言えるのだが、出ていれば好勝負だった気がするという気持ちのまま日曜日の芝に再投票。 こうなった以上は芝で力を見せて欲しい。 今週の追い切り後の息使いからはもう一本くらいは速いところをやっても良さそうな感じもあるが、新馬戦の前はあまり何度もいじめるよりも、これくらいで出走させたほうが後々悪影響を及ばさない。 さすがの今週目一杯やった事で気持ちの面もピリピリしてきたし、少し馬体も硬い張りが出た。 その馬体の張りは予定通り前日の調教までにほぼ解消したので、あとは当日落ち着きがあるかどうか。 良い素材であるのは間違いないのでメンバーと流れ次第。 レース後に『ダートだったら…』と言わせないように頑張ってきてほしい。 |
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