小島茂之厩舎の本音(公式ブログ)

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help リーダーに追加 RSS ☆11.22〜23の競馬

<<   作成日時 : 2008/11/22 07:12   >>

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相変わらず何だかんだと忙しくて、有り難い事なんですけどブログが疎かでスミマセン。
コメントへの返事も、すっかり書けなくなって心苦しいのですが、自分で決めて追い込まないと再開できない性格なので、12月ぐらいを目処に再開しようかと思っています。

もう少し待っていてください。

12月に向けても予定が一杯。
最近はスタッフがしっかりしてくれているお陰で、午前は美浦で調教し、午後は日帰り北海道なんて事もできるのですが、年内も予定が詰まって、ゆっくり北海道へ行けそうなのは、せいぜい1〜2回。

寒くなって、雪も降って、これからの北海道は予定が一杯で行けない方が、実は幸せなのかもしれない…。










22日(土)








◎東京3R ピースエンブレム 芝2000m 松岡正海


 初戦の一番の敗因は距離不足。
坂路で楽に速い時計を掲示したので芝1400mで初戦勝ちできるのなら、暮れの大レースを意識して…と、早々に路線を決めたかったためのレース選択だったが、脆さも露呈しての敗戦。

これで踏ん切りもつき、じっくりとピースに合った調整をすることに決めた。
幸いレース後も馬体に大きな傷みはなく、そのまま厩舎に在厩して調整。

ウチの厩舎でデビューした2頭のお姉さん達は初戦敗退後に放牧という結果だっただけに、内心では『やっぱりこいつは大したものだ…』と思っていた。

ところがレースの疲れが取れて、通常の調教を再開に戻してからが『???』
悪くは無いのだが…使ったわりに良くもなってこない。

普通の馬なら一回出走すると、良くも悪くも何らかの変化を見せるのだが平行線といった感じ。

時々調教で跨って感触を確かめたが、何度跨っても同じ。
『期待されているし、こんな感じでは出走させられないな…』と出走延期や放牧も考えていた。

ところが、ある日の調教で、普段はちょっと『デレッ』としているピースが何かに驚いて急に『ガツン!』と気が入った走り方になった。

その時の感触は、やはり走る馬のそれである。
『もしかして…』とスタッフと相談。

『ちょっと可愛がりすぎていたのではないか』という結論を出し、その後は意識して気持ちが入りやすくなるような調教を課してみた。

お姉さん2頭は自分から気持ちを入れて走る傾向があった。
まして、強い気持ちを持っているウォーエンブレム産駒の牝馬。

そんな理由もあって気持ちの面を大事に、様子を見ながら強弱をつけていた。
でも、方針転換後は常に他の馬を近くに置いて『走れ』のスイッチはONの状態。

一旦悪い方に向かうとなかなか修正がきかない若馬だけに、気を付けながらの調整方法変更。
変更当初は緊張感を持って長い距離を走れなかったピースだが、少しずつ走る気持ちを持続できる心と体力が付いてきた。

そして、まだ出走延期も考えの中にあった先週末の調教。
現時点での瞬発力と仕上がり、そして体力を測るために、古馬2頭の真ん中に入れてWコースで行った終い重点の時計掲示。

2番手追走中のフットワークも良く、直線は後ろから来る馬を待ちながら、前を行く馬との差を詰めて直線へ。
一旦は両脇の古馬に頭一つ出られた形となり『んー辛いかな…?』と頭を過ぎったが、手応えが良かった両脇の2頭がピースの走る気持ちが萎えないように、完全に抜け出すのを一呼吸待ってくれた。

その一呼吸の間にピースの気持ちに勝負根性が点火。
なんと手応えの良かった古馬2頭を置き去りにして最後は手綱を抑える楽走。

その勢いは向こう正面まで衰えることなく、その時点では出走へ前向きという手応えを感じさせた。

そして出走か否かを決める今週の追い切り。
やはり古馬2頭の真ん中で2番手を追走。

そのフットワークは良好で最後の直線も手応え良く駆け抜けた。
この動きで出走へはGOサイン。

ただ不安点を言うと、5Fからの追い切りではゴールまでの手応えには余力があるが、向こう正面を流してから止め際に掛けては徐々に余力が無くなり、確勝というにはもう少しスタミナが欲しい。

確勝級なら、向こう正面でもまだ余力が残っている。
『絶対勝てる』には一歩手前の印象で『勝ち負けできる状態』という表現が一番ピンとくる感じ。

追い切り後もケロッとして、まだ良い意味でのカリカリした面が出てこないところを見ると、お姉さんよりは気を遣わずに攻めて行けるタイプかも。

今回の調整途中から攻めの調教に変更しても淡々としているが、調教の動きについての変化は著しい。
それだけに、先週末と今週の3頭併走が刺激になってレース当日には確勝級になっていることを期待したい。

レースで、その秘めている『勝負根性』にきちんと点火してくれれば、強い相手でも力を見せ付けるレースができるだろう。











◎東京9R アルファオリオン 甲斐路特別 D2100m ハンデ55Kg 田中勝春


 6月の阪神競馬を最後に休養。
元々がゴツゴツして肩に張りが出やすいため休養を取らせたのだが、その効果は十分あり。

歩様はすっかり改善し、動きも良好。
帰厩後はいつもの如く、乗り手を落とす素振りを見せて気の強さをアピール。

追い切りは十分に本数を重ねて休養明けにしては好仕上がりだ。
相変わらず前駆を中心に張りが出易いが、ケアにも手を掛けて良い感じに仕上がった。

あとは久々で勝負勘がどれだけ戻っているか。
休養前も好勝負しているだけに楽しみだ。







◎東京9R ティンバーセブン 甲斐路特別 D2100m ハンデ53Kg 大庭和弥
 

 前走後、短期放牧を経て帰厩。
最近は馬体もしっかりし、完成手前ではあるが不安な点が無く、調整に手が掛からなくて楽。

一時期は浮腫みやすかった肢元も不安無し。
追い切りも淡々と、そして着々とこなして準備万端。

最終追い切りには久々にコンビを組む大庭Jが騎乗。
坂路で単走でスタートし、『単走で良いけど、場合によっては後ろから来る予定の、別グループの併走馬2頭を意識させてくれ』という指示。

予定通りに単走でスタートし、後方から来て一杯に追われた2頭を意識させながら、馬也で手応え十分にゴール。
大庭Jも動きの良さをコメントしてくれた。

ただティンバー特有の脚質的な難しさをは相変わらず。
その脚質をどう生かすか、全て大庭Jに委ねてレースを楽しみにしたい。













23日(日)






◎東京7R ミステリーハンター 芝1400m 戸崎圭太


 地方からの転入初戦。
新しく預託していただくことが決まったオーナーとのお話の中で、直ぐに出走できる2歳馬を探そうという事になって、地方競馬所属馬で力の有りそうな2歳をピックアップしていただいて決めたのがミステリーハンター。

地方時代の実績はさることながら、前にいた厩舎でも『まだ無理してはいないから』ということで、まだ伸びシロが見込める。

転入当初は大人びた気性で物怖じしない点に驚いた。
馬体面では少し硬さがあったが徐々に解消。

それに伴い動きにも伸びが出てきて、追い切り毎に嬉しいくらい動きが良化。
最終追い切りは実力のある古馬を相手に互角の動き。

『ちょっと面白いぞ…』と思わせる内容だった。

一つだけ心配なのは、調教を進める中で強度を増す毎に、気持ちが強く入る瞬間が表面に現れてきたこと。
調教中にいきなり『ガツン!』とテンションを溜めて一気に爆発させる時がある。

いや『ガツン!』というレベルではない『ガツンだ。

乗り手がビックリするくらいで、一気に爆発させるから危険なのだが、治まる時には急速冷凍のように冷める。
『ガツン『スーッ』という引き具合。

今週の追い切りで見せた動きと、その一気に爆発する力を生かせれば結構楽しみである。

鞍上は戸崎J。
『誰にしよう…誰が会うかな…』と思いながらイマひとつ、ピンと来なかった。

でも戸崎Jなら上手く料理してくれそう。
今回の料理の仕方を見て、次走以降の味付けを、更に美味しくなる手立てをレース後に考えるのが楽しみだ。






◎京都9R ヘルバースト 八瀬特別 芝2400m 内田博幸


 前走の京都での勝利後は短期放牧を挟んで美浦に帰厩。
大きな疲れも無く連戦可能という事で帰厩したが、帰厩してからの調整も比較的順調。

でも本当は先週の東京競馬出走も視野に入れていたのに、追い切りの動きがちょっと重かったので万全を期すために延期。

先週末、今週と続いた追い切りでは順調に良化が見られ、正式に京都競馬に出走を決めた。
前走は栗東で調整して腹筋が付いた(?)せいか腹がボテッと見えた。

でも既に栗東を離れて暫く経つ今も、ボテッとした腹回り。
輸送もあるし大丈夫だよな…と思いながら『もしかしてヘルはお腹で走っているのかな?』と腹がデカくなるに従って安定してくる成績に思ってしまう。

冗談はさておき、鞍上は今や関東リーディングの内田博J。
前走騎乗の岩田Jに先約があって乗れない事になってしまったが、願ってもいない鞍上を確保できた。

ヘルの前走の鞍上が岩田J。
その時に負かした2着馬の鞍上が内田博J。

岩田Jの騎乗馬が人気となっているようだが、今度はヘルに乗ってリベンジ…なんて事になれば嬉しい。










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コメント(13件)

内 容 ニックネーム/日時
ピースエンブレムの第二戦、とても楽しみにしています。
コメントの長さからも期待が伺えます。
内容のある戦いができ、無事に走り抜けますように。

そういえば、ナサニエルさんが転厩されたそうですね
GI馬の下は気をつかうことも多いと思いますが楽しみにしています(笑)
しんちゃん
2008/11/22 07:20
先生更新有難うございます。朝の寒く眠たい時間に本当に感謝一杯です。
今回の記事は、いつもの先生の調子が戻ってくれたと感じました。分かりやすくて面白いです。臨場感があります。
教育テレビの趣味講座で「競馬を楽しむ」的な番組を持って頂けたら、世の人とお馬さんの為に寄すること大でしょう。
NHKで競馬とは何だ!の大クレームも予想されますが、いいものはいいのですから、そんな企画の実現を夢見ます。
ゲストは、もちろん「悪役」に慣れた佐藤哲三騎手ですね(笑)
たらふく
2008/11/22 09:18
小島先生、おはようございます。

さて、ピースのレースを観ての感想です。
ゴール前はもっと崩れるかと思いましたが、がんばった印象です。
ただ、『勝負根性』に点火されてたら
二着の馬にもう少し肉薄出来たと思います。
よって上昇途中という感じですかね。

走りからは、もちろんダートもOKですが、
芝でも勝負になると思いました。
まずは1勝or成長待ちという意味でダートを使うのも有り?
これは当たり前ですが先生の判断ですね。

ピースの長所が頑丈さである事を願いつつ
次走は12月14日牝馬限定1800bと予想してます。
そして、優勝を期待します。

長々と素人の戯言を書き込みまして失礼しました

さあ次は、厩舎の先輩アルファオリオン号の応援をしなきゃ。
あめ
2008/11/22 11:34
小島先生お疲れ様です。
今日は、ティンバーセブンに会いたくて初めて東京競馬場まで、遠征して来ました。
結果は残念でしたが、1月の中山競馬場以来会えなかったティンバーセブンに会えて、何だか大人っぽくガッチリした姿にびっくりしました。
これから、更に楽しみですね。
また、会えるのを楽しみにしています。
カメ
2008/11/22 19:15
小島先生こんにちは。ピースエンブレムは残念でした。キャロットのレース後のレクチャーの話ですとそろそろ一息入れてあげることも視野にお有りとのことで。

ブラックエンブレムも年明けの一息で馬が変わったので、成長を促したい気持ちは山々です。是非次はきっちりと勝って気兼ねなく一息つかせてあげられればと思います。これからもよろしくお願いします。

ところで、ナサニエルが転入してくるとのことでビックリしました。脚元に問題があるのは衆知の旨ですが、あれほどの血統馬が来るとなると小島茂厩舎の注目度がますます上がってしまいますね。これからもお忙しい日々が続くかとは思いますがお体には気を付けてください。
とっぷろ
2008/11/22 19:51
日曜の分、更新有難うございます。良い仕上がりのお馬さんは、番組選びと同じように、騎手さん選びも、さぞ楽しい事でしょうね。本当に頭脳ゲームですね。
たらふく
2008/11/23 02:51
小島先生おはようございます。
昨日は、予想もしてなかった中段から追い込む展開を披露し掲示板を確保したNEWティンバーセブンを見させて頂きました〜なんだか頼もしくなって1000万も勝ち上がれる予感がしました☆
パドックには可愛い横断幕まであって嬉しい反面…私的には先越された感が(苦笑)
何より無事一番ですが活躍も願って…頑張れ〜♪

リオンとピースは共に3着と後少しでしたが次か楽しみですね。今日出走の2頭も応援してます。
horse
2008/11/23 08:16
小島先生、夕方クラブのHPをみて、びっくりしました。
ノアルも・・・。
グルーヴィンハイ、オンザビートに続いて、小島厩舎の不幸を一身に背負っているようです。もし、時間があったら、脚をやってしまった経緯を教えていただけたらと思います。
幻聴のように「そして僕は途方に暮れる」が・・・。
miya
2008/11/24 20:52
miyaさん始め故障馬に関係する皆さんには本当に申し訳ない気持ちで一杯です。勿論、厩舎では故障を極力減らすよう様々な工夫をしているつもりですが、発症してしまった事については言い訳もできず、ひたすら謝罪するしかありません。ビートとノアルについては来週にも何らかのコメントを出さなければならないと思っていますので、それまでお待ち下さい。残念な結果となってしまった事を改めて、心からお詫びします。



調教師
2008/11/24 21:34
早急な書き込みありがとうございます。
起こってしまったことをめるつもりはありません。
詳細のコメントを待ちます。
miya
2008/11/24 21:50
ノアルの復帰戦を楽しみにしていただけに・・・。
新馬勝ちをしていただけに、出資者としては、活躍を期待していたのですが、残念でなりません。
やはり、競馬は難しいな・・・と。

コメントをお待ちしております。
Shiro
2008/11/24 23:46
先週は(も?^^;)「ひとつ勝つ」ということの難しさを
痛感する週末になってしまいました。
どんなに能力のある馬でも、条件とか展開が向かないレースに
勝つのは非常に厳しいことなんだと…
うむむむ。運気低下中の出資者(私)がピースの運をサゲてるんじゃ
ないかと、ちょっと心配になってきています
ざま酢
2008/11/26 03:05
先生、厩舎の馬が脚をやってしまった中、大変恐縮ですが、今日27日アプロディールがゲート試験に合格したという知らせをクラブから聞きました。今までお導きいただきありがとうございました。デビューまでよろしくお願いします。
リーピンティーチャー
2008/11/27 19:40

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