◎6.15~16の競馬













































春の
G1戦線が
ひと段落して
ちょっとブログに取り組む時間が取れず


コメントへの返事など
しばらく更新をしておらず
コメントをいただいている皆さん
大変申し訳ありません


そろそろやるので
今しばらくお待ちください




最近
色んなところで注目されている


「今日もどこかで馬は生まれる」



という映画


https://camp-fire.jp/projects/view/139817


今まで
あまり触れてこられなかった
競走馬のその後について



これまでは
厩舎関係者だったり
競馬ファンの人だったり
それぞれの立場の人が
それぞれのやり方で
引退後を考えてきた



ウチの厩舎の
元管理馬たちも
他の厩舎と同じように行先は様々


地方競馬で
頑張ってくれている馬もいるし
乗馬で多くの人に可愛がってもらっている馬もいる


金銭的な援助は
もちろん欠かせないことだが
地方競馬に行くにも
乗馬でたくさんの人を乗せるにも
乗り易くしておくことが重要

だからこそ
躾や乗り易さは
開業以来
常に拘ってきた

厩舎スタッフが
普段からよく触って
ちゃんと躾をしてくれていることで
攻撃的な馬が少ない
ウチの厩舎の管理馬たち


競走馬の時は
一番早くゴールできること

馬主さんや
ファンの皆さんに
喜んでいただけること

これが
一番の目標



引退後は
地方競馬に転厩しても

乗馬で
もらっていただいても

『扱いやすい』

『乗り易い』


と言ってもらえることが
一番だと思う


基本的には
大人しいのだが
少し頑固で難しい馬がいた


『それでも欲しい』

と言われて

『ちゃんと扱うから
         大丈夫』

と言われて
馬主さんと相談


大事にしてもらう
という約束のうえで
乗馬クラブに行くことが決まった



後日
難しくて扱い切れないと
違う場所に売られたことが判明

暴れて
怪我人が出たというのだ

約束が違うと憤ったが
時すでに遅し


その馬を可愛がっていた
厩舎スタッフが売られた先と交渉


有料で買い戻し
美浦から近い他の乗馬クラブに
お世話になることが決まった


今では
たくさんの人に可愛がられて

『こんなに大人しいのに…』

と笑い話になっている



無償で
差し上げたのに


大事にするからと
約束をしたのに


連絡も無しで
他に売りとばす


こんな
信じられないやりかたで
命のやり取りが行われている現状



元管理馬の中には
現役時代は難しい面があったのに
乗馬になって去勢してから一変

今は
皇宮護衛官の騎馬隊に
お世話になっている馬

大学の
馬術部にお世話になっている馬

日本中の
乗馬クラブで
元気にやっていますという馬


時々聞かれる
それぞれの元気な知らせが
仕事の励みにもなります



私が
調教助手時代に
調教を担当していた馬も
今回の映画で取り上げられていることを知り
昔を思い出しながら鑑賞会に参加させていただきました




今後も
続いて行く競馬という産業


馬が好きな皆さんにも
是非見ていただきたい映画です














15日(土)







☆東京3R ジョグジャカルタ D1400m ☆菊沢一樹

今回で
デビュー3戦目

雰囲気は悪くないのだが
ここまで今ひとつのレースが続き
持ち味がほとんど発揮できていない感じ


調教だと
イマイチ適性が掴めず
色々と検討したうえで
初戦は東京芝1800m


まだ
経験を積んでからという感触と
スローペースで中段後方から

参考外
という感じに終わった

レース後に
もっと距離が長くても…
というコメントをもらったが
調教の感触はどちらかというと短め

血統的なものから
D1200mにチャレンジしてみた2戦目は
スタート後のダッシュが悪く後方から


直線は
ジリジリ詰めているけれど
ここが適鞍なのかどうか
判断し辛い内容と結果


鞍上からは

『芝のスタートが
      良くない感じ』

『経験を積んで行けば…』


というコメント


今回は
ダートスタートの
東京D1400mで
適性を見出したいところだ


相変わらず
調教では良さそうで伸びない


追い切りだと
最後の踏ん張りが物足りない


いかにもやんちゃで
若い牡馬という感じだった
デビュー前


あまり
行儀の悪さが
増長するようなら
先々の対応を考える必要も

段々と行儀が良くなってくれれば
力を出せるようになってくるだろう
なんて思っていたのに
何だか最近は大人しい


ヘバっているのかな…?


と調教を軽くすると
直ぐ元気が回復し
きつい調教が続くと
また直ぐに大人しくなり
元々あった若々しさが影を潜める


その辺のバランスを
微妙に調整しながら3戦目の今回


ちょっとでも効果あればと
ブリンカーを装着することにした

鞍上は菊沢J

最近は
ちょっと動きがさえず苦労している
ウチの厩舎の馬に乗ってもらうことが多く
いずれの馬も期待以上の内容を見せてくれている


さて
ジョグジャカルタは
どう導いてきてくれるだろうか


今度
良い面が見られなければ
ダートで距離を延ばすか
芝の長距離を試してみるか


鞍上には
次へ向けての可能性を
引き出してきてほしい











☆東京4R ウルラーレ 障害芝→D3000m 石神深一

今度こそ…

今度こそ…
と何度も言い続け

障害レースに転向してから
今回で11戦


年月にして
とっくに1年半を過ぎてしまった


5歳にして
いまだ未勝利


2着は
4回もあるのだから
本当に今度こそ


ずっと
応援していただいている方たちに
早く勝利する姿を見てほしい


前走後は
次のレースへ向けて
調整を進める過程で頓挫

ウッドコースでの調教の際
球節に擦過傷を負ってしまった


デビュー初期の頃から
ウッドコースが合わないのか
擦過傷を作ってしまうことが多く
脚当てなどをして対処

しばらくは
擦過傷を負うことも無く
上手く調整できていたのだが
久々にできた球節の傷を
過敏に気にする仕草


擦過傷になりにくい
ポリトラックコースに
コースを変更してみたが
冬場に硬くなりやすい
ポリトラックが合わなかったのか
今度は外傷だけではなさそうな浮腫みも確認

軽度の
骨折という診断で休養となった




帰厩して以降
ウルラーレの背中に跨ると
休養が良いほうに出たのか
古馬らしくドッシリとした雰囲気


良くなっているな…
というのが第一印象だが
筋肉の見た目は
まだ締まりが足りなくも見え
更に良くなりそうな材料がある


石神Jの話では
平地の動きも
障害飛越も
問題無し


あとは
その良さを
ちゃんと実戦で生かせるか


今までも
競馬に行くと
いつもと違う不器用さが表面化し
レース後は首を傾げることが多かった




ちょっと揃ったかな…
と思わせるメンバー構成


雨予報で
馬場が悪くなるとどうなのか
自信と不安が交差するけれど
実績からは大丈夫

一つ一つを
丁寧に



今回も
祈る思いで
レースを迎えます











☆函館3R ローレルリース D1000m ☆横山武史

芝の走りも
悪くない

後ろから行ったほうが
良さそう

もっと
先行力を生かしたら

各レース後に
様々なコメントが聞かれ
なるほどと思われることは試してみたが
いまだにスタイルが定まらず

未勝利戦も
残りの期間が
気になってくる時期


今度は
函館に行って
シンプルにD1000mにエントリー

ここからは
先行力を生かすレースで
勝負をかける

なかなか
スッキリしてこない馬体面

飼葉食いが旺盛なため
馬体重が課題


函館への輸送でも
思ったほど数字が減らず


カタめの
馬体も改善したく
汗をかくことでの新陳代謝など変化を求めて
函館にしかない温泉も利用


それでも
なかなか馬体重に変動はなし

馬体の柔軟さも
もっと引き出したいと
現地スタッフたちは試行錯誤


最終追い切りは
マズマズの動きで
未勝利クラスなら
十分通用可能というのが
週中の手応え


まあまあの感じで
出走かな…と思っていたら
出馬投票を終えて
出走が確定したくらいから
柔軟性が増してきて動きも改善傾向という連絡



馬体重も
自然と減り
何とか間に合ってくれた気がする


あとはリバウンドで
直ぐに馬体重が戻らないように注意


日本中で
下り坂の天気予報


土曜日までの函館は
良馬場でいけそうな予報

時計が
掛かったほうが良さそうな
ローレルリースには有難い


さあ
短距離でメドをたてて
初勝利を











☆函館10R ジャディード 駒ケ岳特別 芝2600m 古川吉洋

勝てそうで
勝てず


昨夏の札幌や
今年の春の小倉で2着

直ぐに
2勝目と思っていたが
ちょっと噛み合わないと
凡走まであり


前走後は
少し間隔を空けて
函館競馬1週目が目標

小倉で
騎乗してもらい
2着の実績がある古川Jを確保


ここは
開催1週目から
決めておきたいレースだ


美浦での調整中から
雰囲気は良好


函館移動後も
安定しているとの報告で
状態面は問題無し


開幕週なので前に行くのか
先行して早めの仕掛けか


最終的な決断は
古川Jに任せるつもり

頭数が少なく
ちょっとした駆け引きひとつで
勝利できるか否かが決まりそう


調教でも競馬でも
物足りない前向きさを補うべく
色々と作戦は考えている










☆函館3R ニシノゴウウン D1000m 岩田康誠 
 
短い
芝1200mなのに
3度も不利が重なった前走

特に
最終コーナーでの不利は痛かった

最内枠でこれでは
競馬になるわけがなく参考外


芝が
悪いわけではなさそうだが
今後出走し辛くなるであろう
時期的なものを考えると
ダート短距離にシフトチェンジ


手薄な
メンバーになり易く
比較的出走しやすい傾向の
函館D1000mでスピード試し


これまでの
レースを見る限り
スピードはあるが
集中力が無かったり
運が無かったり


持ち味を生かし
足りない面を補うためにも
頭数が少ない
この条件

行き切れれば
チャンスが広がる

たとえ
行き切れない馬でも
先行力と息の入れ方さえ覚えれば
勝てるようになる


2走して
見どころが無ければ
条件を変えるつもりで
岩田康Jに託す


過去にも
頭打ちになった馬が
岩田Jのアドバイスで
一変したこと何度か有り


レース後に
どんなコメントをしてくれるのか
非常に興味深い


函館競馬場へ移動後は
環境の変化を気にしていたようで
雰囲気を汲み取りながらの調整


これまでより
距離が短くなることを
考慮しながらの調教で
良いコンディションに持っていけるか
現地スタッフからは微妙なコメントが続いた


最終追い切り後
出走直前の微調整で
良い感触を確認できたとの報告


あとは
大荒れ予報の
天気と馬場が心配


過去の戦績から
道悪が悪いわけではなさそうだが
競馬が無事に行われるのかさえ
心配になるほどの天気予報

まずは
競馬が無事に
開催されますように


先行力と
鞍上の技術で
あっさり初勝利となってほしい


































































この記事へのコメント

2019年06月16日 02:01
いつも楽しみにしております。

今日も馬へのたくさんの愛情を感じる内容を拝見しました。私が見ている華やかな競馬の側面はほんの一部で、本来はもっと味わい深い尊い世界なのだと感じました。
そんな側面は当事者にしかわからないことも多いと思いますが、せめて私のできることを。競馬は大好きだからこそ、「今日もどこかで馬は生まれる」は必ず観ます。

ウルラーレ号、ジャディード号優勝おめでとうございました。ジョグジャカルタ号、ローレルリース号含めて無事にレースを終えていることを願っております。
2019年06月16日 22:19
土日で3勝、誠におめでとうございます!
各馬、積極的なレース展開で手に汗握るゴール前でしたね。
次週もこの良い流れで頑張って欲しいです!

今週の先生のブログ記事にはハッとさせられました。
競走馬として輝かしい成績を残せる馬は、ほんの一握りだし、その後の馬生の方が圧倒的に長いけれど、現実ではその部分は光がなかなかあたらない、非常に考えさせられる問題です。
微力ですが、このプロジェクトを支援したいと思いました。

2019年06月17日 09:13
ゴタゴタした中での5戦3勝、素晴らしいです!ローレルリースも着々と前進。限られた時間もありますがジョグジャカルタはまだ試すことがありそう。

先生はあの鑑賞会に行かれてたんですね!わたしも細々と微力ながら引退した愛馬の支援をしております。こちらの企画も賛同しクラウドファンディングを申し込みDVDの届き待ちです。色々な方面に馬の命の大切さを広めて欲しいと思ってます。
2019年06月21日 18:27
ふくたけさん、のべっちさん、しろとらさん、コメント有難うございました。先週は運も味方してくれて3勝。でも同じレースで命を落とした馬達もいて、いつもながら複雑な気持ちになってしまいました。何よりも無事が一番ですね。一頭だけ上位にこれなかったジョグジャカルタも何かを切っ掛けに変わりそうな気がするので、時間の許す限り頑張ってもらいます。クラウドファンディングについて、ご理解いただき有難うございました。いつも命を扱う仕事ということだけは忘れずにやっていきたいですね。想うだけでも良いと思います。できることから始めましょう。

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