◎12.27の競馬
☆中山3R カルタゴ 芝1600m 松山弘平
10月に
東京芝1600m
新馬戦でデビュー
走法や
母の成績から
恐らく
カルタゴ自身も
苦手と思われていた不良馬場で
最後方から
丁寧に乗ったとはいえ
コンマ5秒差の6着なら合格点
入厩前から
ちょっと難しそうな気性と聞いていて
実際
それなりに
苦労したうえでの出走
正確に
表現すれば
気が悪いというより
ちょっと繊細
扱い方の
コツを掴めば
それほど難しくはなく
しかし
一度レースを経験し
ネガティブな方向に
変わることも考えられなくはない
不良馬場を走って
少し疲れていたこともあり一旦放牧
入厩前との違いを含め
じっくりと
状態を確認してもらうことにした
美浦TCに帰厩したのは
12月の初旬
『一度レースを経験して
良い方向に変わっていますよ』
という申し送り付きで
年末の中山に
間に合えばいいな…
と思いながら調教を再開
まだまだ緩く
関節が軽過ぎるように
感じられる乗り味だが
そう考えると
よくこれで極悪不良馬場で
6着にこれたな…と感心させられる
レースありきで
進めたくはないものの
混雑が当たり前となる
年末の中山競馬
鞍上確保には
早々から動かねばならず
最終週に照準を定めて
鞍上探し
手が合いそうな
松山Jを確保できたので
あとは
予定レースに
間に合わせられるよう
調教に集中
帰厩当初は
少し危なっかしさもあったが
2度目の環境に
直ぐ落ち着き
一番の課題だった
口向きはかなり改善
馬体の
緩さは変わらないが
調教を強くしながら
飼葉食いも安定している
初戦前は
気持ちが逸り過ぎる傾向から
芝1600mからかな…
という選択だったのだが
思った以上の落ち着きと
もともとも緩さから
今回は
芝1800mも
ありだったかな…?
と思わせる
気性的な成長
調教は
前回と違って
乗り易いくらい
競馬に行って
予期せぬスイッチが入らなければ
十分好走は
可能だろう
今回の
結果と内容を見て
次走以降も
距離を据え置くか
距離延長へと
踏み切るか
松山Jの
レース後のコメントも楽しみに
2021年へ繋がる
一戦としたい
☆中山7R ハイチーズ D1800m 田中勝春
4月の
中山D2400mで
中央開催では
初の3着
調教も
レースも
徐々にリズムが
掴めてきたことが理由だが
鞍上が
本当に丁寧に乗ってくれている
さあ
いよいよと
短期放牧を挟んで
5月初旬に帰厩したが
微妙に疲労が残る
左前肢の繋靭帯
装蹄を含め
慎重に進めるつもりが
坂路で
暴走気味に走ってしまい
疲労感が進行
数日
様子をみたが
せっかく
良くなってきたのに
ここで慌てるのは危険と
間隔を空けて
肢元の回復に専念
帰厩したのは
10月初旬
少し
張りがあるくらいで
改善が見込める左前肢も
良さそうだからと
慌てて進めるのは禁物
もともと
気持ちが強過ぎて
ついつい
興奮するタイプ
前回も
そんな逸る気持ちに
坂路で暴走したゆえの長期休養
まずは
落ち着いて走れるよう
一つ一つ丁寧に
普段の調教で
興奮しないことを最優先に
時間をいただいて
進めてきた
調教で
走り始めは落ち着いていても
だんだんと
気が逸ってきて
乗り手が使う表現でいうと
ハミに強く乗っかってくるタイプ
今までのように
ガーっと
一気に走る気持ちを
修正せずに進めて行くと
またいつ
肢元を痛めてしまうかわからず
今回は
乗り手の制御を
振り切ろうとする気持ちを
徹底的に修正
たった2ヶ月で
完全修正できるほど
穏やかな気性ではなく
まだ
万全とは言えないが
当初は
直ぐに混乱し
走りが
グチャグチャになりやすかった
普段の調教については
落ち着くべきところを
理解してきて
最低限の
段階はクリア
先週の中山
D2500mでの復帰予定も
レースが
近づいているのに
追い切りは
モタつき気味
丁寧に進めたぶん
長距離を走りきれるだけの
乗り込みはできていないなと
矛先を
今週のD1800mに変更
一度使って
肢元が変わりなければ
年明け中山の
D2400mへ向かうプランに変更した
ちょっとカタくて
動きが重いタイプなので
一度使った後の
変わり身に期待するのが賢明
気性面を考慮して
あえて目一杯の追い切りを避けたが
丁寧に進めた分
本数は十分に消化
次に繋がれば…
と控えめな思いを持ちつつ
気分を損ねなければ
良いところを見せてくれるのでは…
そんな
期待をもって
2020年
締めの一戦です
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